どもりの原因とは?
どもりの原因について
あなたはどれほど理解しているでしょうか。
電話や大勢の人の前で話をすると、どもりがちになり、
笑いものにされて恥ずかしい思いをしたことはありませんか?
・緊張すると舌がうまく回らなくなる
・同じ言葉を何度も言ってしまう
・急に返答を求められると言葉が詰まって話せなくなる
どもりの原因については、いまだ解明されていないことも多くありますが、
一般的な原因について紹介します。
どもりの原因は、大きく3つに分けられます。
どもりの原因① 身体の異常によるどもり
神経や筋肉の異常、聴覚の異常などが挙げられます。
言葉を発するとき、はじめに脳が神経に言葉を発することを命令します。
そして、神経から筋肉へと信号が伝わるのですが、
神経に異常があると脳が描いたとおりの言葉を発するよう、筋肉に伝えることができず、
口がうまく回らない、筋肉が喉を正常に動かせられない。
などの異常がおこり、どもった状態で声が出てしまいます。
聴覚に異常がある場合、自分が発した声をうまく認識できず、聞き取りずらい発声になってしまいます。
耳で声を確認して、調整する機能がうまく働かない状態になっているのです。
どもりの原因② 話し方の癖、習慣によるどもり
長年の癖や他人の話し方を真似ているうち、
以前と同じように話せなくなっている状態です。
真似していた話し方が習慣になってしまい、元の話し方を
脳が忘れてしまっているのです。
上司や先輩がどもっていて、一緒に仕事をしているうちに自分も
どもってしまった。
という方が当てはまります。
どもりの原因③ 緊張やストレスによるどもり
緊張やストレスなど、平常心を保てなくなったとき
身体の異常と同様に、脳が発する命令を神経が筋肉にうまく伝達できず、どもってしまう。
という状態です。
幼少時にどもりを笑われたり、親に叱られたりしてトラウマを抱えている方は
特に症状が現れやすくなります。
また幼少時は他人に感化されやすい時期でもあり、
周りにどもり症の人がいて、無意識に真似していたことが原因で
潜在的にどもりを抱えてしまった方もいます。
どもりには様々な原因があり、「これが原因」と特定することが難しく
それぞれの原因が複雑に作用している可能性もあります。